3Dcadを初めて独学する人にオススメする優良書籍3選
3Dcadを使ったモデリング等、初めて3Dcadを使用する人やこれから勉強して3Dcadを使ってみようと思っている人に向けて、おすすめ書籍を厳選して紹介いたします。
目次
よくわかる3次元CADシステムSOLIDWORKS入門
まずは、ミドルクラスの3DcadシステムであるSOLIDWORKSの入門書です。いろいろな図書館や書店を実際に見てわまり、3Dcadに関する本を探しましたが、SOLIDWORKSの本が最も多く出版されており、充実している印象でした。本書の特徴は、以下に3つ示しますが、モデリングに特化した本であり、非常に多くのカラー図を使用して解説されています。本書に沿って作業するだけで、初心者の方でも様々な部品のモデリング技術が身につきます。
この本の3つ特徴
・豊富なビジュアルを使用して、視覚的にわかりやすく説明している
・身近なモデルの作成を通りして必要な操作が身につく
・手順に沿って進めることで3次元モデルがおのずと描ける
AutodeskInbentor2017公式トレーニングガイド
つぎに、ミドルクラスの3DcadシステムであるAutodesk Inventorの入門書を紹介します。Inventorの入門書は、さきほどご紹介したSOLIDWORKSの入門書ほど多くは出版されていません。独学で学習するとすれば、公式トレーニングガイドである本書が最適です。vol.1とvol.2の2部が出版されており、それぞれ内容が異なります。公式トレーニングガイドというだけあり、非常に細かい内容まで網羅されており、各項目毎に解説と実習の2つのパートで構成されていることで、システム内のコマンドの意味と実際の使用方法がわかるようになっています。
自宅ではじめるモノづくり超入門
最後に、3Dcadを用いてモノづくりにチャレンジしたい人向けの入門書である本書を紹介します。先ほどまでは、3dcadシステムの使用方法に特化した入門書ですが、本書は、3Dcadを用いてモデリングしたデータを3Dプリンタで成形するための基礎知識や関連する情報がまとめてあります。具体的な内容は大きく分けると以下のとおりです。
・モノづくりの基礎知識と3Dプリンタの基本
モノづくりをする上でのワークフロー(企画、設計、製造、販売、保守)に関する基礎知識と3Dプリンタや実際に成形するときに使用する樹脂等の素材について記載されています。
・3Dモデリングの基本
データの形式あ3Dモデリング作業の流れ等について。
・123D Designの基本操作(本書内で解説されている無償の3Dcadシステム)
123D Designのインストールや操作方法について。
・簡単なモデリング方法
123D Designを用いたモデリング方法について。本書内では、マグカップ・小物入れ・ペンスタンド等のモデリング事例が記載されています。
・3Dデータから成形するための方法
3Dcadでモデリングしたcadファイルを3Dプリンタで造形する方法や123D Designと提携している出力サービス(データを渡して製品を制作してもらう)についての記載があります。出力サービスを使用すれば、3Dプリンタがなくてもモノづくりをすることができます。
・商品の製造から販売までのプロセス
本格的に成形したものを販売したい人のために、様々な生産方法や加工方法、販売する際の注意点などが記載されています。