[AutoCAD]起動に時間がかかる時の解決法3選
AutoCADを起動した際に、とても時間がかかってしまうことがあります。起動に時間がかかってしまうと、図面を急いで開きたい時の時間ロスになります。こちらは、設定を確認して変更するだけで、起動までの時間を短縮できることがあります。もし、起動に時間がかかるなと感じた場合、一度試してみることをおすすめします。作業効率を上げたい場合、有効となる知識です。その方法について紹介します。
目次
コミュニケーションセンターへのアクセス
AutoCADは、起動する際にコミュニケーションセンターへアクセスしています。こちらからの情報を取得するのに時間がかかることが原因で、起動が遅くなることが多くあります。こちらを変更することで、大幅に起動時間が短縮されることがありますので、是非試してください。
[コミュニケーションセンター]のアイコンは画面右上にあります。「キーワードまたは語句を入力」と表示されている右側に位置しています。アイコンに一つずつカーソルを合わせると、名称と説明が表示されますので、見つけやすいです。
アイコンをクリックすると、コミュニケーションセンターのパネルが表示されます。右上✕印の左側にあるアイコンをクリックしましょう。カーソルを合わせると「情報センター設定」と表示されますので、そちらを選択します。「情報センター設定」ダイアログから「一般」を選択し、「新しいオンラインコンテンツを確認」という項目を「行わない」へ変更します。
「行わない」にカーソルが合っていることを確認し、「OK」をクリックします。そうするとダイアログが閉じられます。このままでは、すでにAutoCADが開かれているため、実際に起動時間が短縮されたどうかわからないため、一度AutoCADを終了して、再度起動し、動作の確認をしてみましょう。
ファイルの履歴が溜まっている
たくさんの図面を扱うと、履歴にたくさんのファイルが並んでいきます。もちろん、閉じたあとも図面をまた開きたい時に、データ場所から図面を探す手間が省けるためとても便利な機能です。しかし、履歴がたくさん残っていると、それらの情報をAutoCADが取得するのに時間がかかるため、起動時間を短縮したい場合にはデメリットとなってしまいます。これらは、オプション内でファイルの履歴保存数をかえることができます。
AutoCAD左上の赤いマークをクリックすると、パネルが開きます。この下部に「オプション」と表示されている箇所をクリックしましょう。そうすると様々な基本設定を設定変更できるパネルが表示されます。この中にある「開く/保存」タブを選びます。その中にある、「ファイルを開く」に「最近使用したファイル一覧に表示する数」という項目があるのでそちらに既に入力されている数字を任意の少ない数字に変更します。そうすることで、履歴にに残る図面数をコントロールすることが可能です。
使用していない周辺機器を無効にする
こちらはAutoCAD内での設定ではないですが、接続されていないプリンタや電源の入っていないプリンタがもし登録されている場合、それらを「無効」と設定することで起動への時間が短くなる場合もあります。是非一度、設定の調整をしてみましょう。