CAD初心者がトレースを行うときに知っておきたいコツ

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CAD初心者がトレースを行うときに知っておきたいコツ

昔は手書きで行っていた作業も現代では自動化、または半自動化することで非常に効率よく作業が進むようになったものがあります。写図とも言われますが、トレースという作業もこうしてソフトを使って効率化が図られた作業の一つです。CADというソフトは今では当たり前のように使われていますが、誰にでも初めての瞬間があります。そこでCADを使ったトレースを行う際のコツ、そしてトレースという作業自体にも焦点を当てて紹介していきます。

目次

CADトレースとは図面をデータ化すること

そもそもCADとは、コンピュータを使って設計図などをデザインするためのソフトを意味します。かつては人間が手書きで設計図を書いていましたが、CADの登場によってより迅速な作業が可能となりました。コンピュータを使った作業と言えば速さの他に正確さなどが特徴と言えますが、トレースを行うにあたってはCADを使うだけで必ずしも正確な作業ができるとは限りません。それは原画である図面をCAD上にデータ化する過程で人間による手作業が少なからずあるということなどが理由です。
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トレースの流れ

トレース作業をする場合、多くは原画を入手しそれをコンピュータ上にデータとして入れていきます。図面が紙である場合スキャナで読み込むか写真を撮ってそのデータを読み込む必要が出てきます。こうして画像データとしてCAD上に読み込んだ図面をなぞるようにして作図を行います。

トレースのコツや注意点

トレースを行う全体的な流れを簡単に説明すると以上のようになりますが、実際にはその過程で難しいポイントや気を付けなければならないことがあります。意外と忘れがちなことなど、初心者向けの内容をいくつか挙げていきます。

スキャンした場合図面全体が傾いていることがある

図面が斜めになってスキャンされてしまうこともあります。この場合正確なスキャンが出来るようにするわけではなく、CADの操作によって画像を回転させて微調整を行いましょう。

図面の縦横の比率を直す

データ化された図面の縦横比が元の図面と比べてずれていることがあります。各方向のみの拡大や縮小も可能なので比率は直しましょう。

図面全体の把握から行う

トレース作業はゼロから設計をすることと比べると単純作業のようになりがちですが、ミスをしないためには狭い範囲を一点ずつバラバラに見てただ移すのではなく意味のある図面として全体を理解することが大切です。

解像度の大きな画像を使う

解像度が小さいと細かい線が見えにくくつぶれていることもあるので解像度を上げるか、そのまま使う場合には想像によって補完していくことになります。

完全に同じ図面ができるとは限らないという意識も大事

ミスは良くありませんが、トレースをしていると膨大な仕事量になることもあります。トレースにかかる時間と求められている精密さが釣り合うように作業し、効率よく進めていきます。

マウス操作の速さが効いてくる

ちょっとしたコツやテクニックには色んなものがありますが、最終的にはマウスの操作や各ボタン配置を体で覚えることで作業スピードが上昇してきます。この能力を向上させるには慣れが必要です。知識として、何を行えば良いか理解することに加えて素早いクリックなどといったCADの操作によってトレース作業を早く終えることができます。

自動変換で作図する方法もある

トレースをCADによって自動で行うことも可能ですが、結局は人の手で手直しをする必要が出てきます。そのため上記した内容をしっかりと押さえておくことが大切です。
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