〔AutoCAD〕28. 画層をつかいこなす1

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〔AutoCAD〕28. 画層をつかいこなす1

作業効率を上げるために、画層の表示・非表示・ロックといった作業を効率よく行うコマンドを紹介します。

【①画層選択表示】

選択したオブジェクトの画層以外を、非表示・現在のビューポートでフリーズ・ロックすることができます。編集したい画層のオブジェクトを1つクリックするだけで、それ以外の画層が非表示・ロックされるので便利です。また、選択する画層は複数でも可能です。メニューバーの”形式”→”画層ツール”→”画層選択表示”、もしくはコマンド”LAYISO”です。画層のコマンドは覚えるのが大変なので、ドッキングツールバー「画層Ⅱ」を使用してコマンドボタンで覚えるとやりやすいでしょう。

最初のうちは非表示かロックをよく使うと思うので、この2つの説明をします。

コマンド入力するとコマンドウィンドウに「選択表示したい画層上にあるオブジェクトを選択」と表示されますので、表示させたい画層のオブジェクトを1つ以上選択しましょう。また、画層は1つとは限りませんので、数種類のオブジェクトを選択してもかまいません。選択したら”ENTER”をおすと、それ以外の画層が非表示になります。

非表示ではなくロックしたい場合は、同じようにコマンド入力してオプションの[設定(S)]を入力します。コマンドウィンドウに「選択表示されていない画層の設定を入力[非表示(O) ロックしてフェード(L)]と表示されたら、ロックしてフェード(L)を入力します。「フェードの値を入力(0-90)」と表示されるので、ロックする画層の暗さの値を入力します。0なら今と同じように表示され、90ならまったく見えなくなります。60あたりの値が使いやすいかもしれませんね。あとは同じように表示・編集させたいオブジェクトを選択して”ENTER”をおすと、それ以外の画層がロックされ暗く表示されます。

ロック→非表示に戻したい場合は、[設定(S)]→[非表示(O)]→もういちど[非表示(O)]で戻ります。

※画層選択表示解除

「画層選択表示」で非表示・ロックされていた状態を元にもどすコマンドで、メニューバーの”形式”→”画層ツール”→”画層選択表示”、もしくはコマンド“LAYUNISO”です。このコマンドは「画層選択表示」と対になるコマンドで、

「画層選択表示」後にその他の画層を表示・非表示などの設定を行っても、このコマンドを使用すると「画層選択表示」前に復元されます。