[AutoCAD]好みにコマンドをカスタマイズして作業効率アップ

アフィリエイト広告を利用しています

[AutoCAD]好みにコマンドをカスタマイズして作業効率アップ

AutoCADでは、デフォルトでも沢山のコマンドがありますが、それ以外に自分で好きなコマンドを作成することができます。作業をしていて、こうしたいというアイデアが浮かんだ場合、それをコマンドにしてみると自分にあったコマンドを使うことが出来て、作業効率も上がりますし、オリジナルのコマンドは愛着も湧くでしょう。そのオリジナルのコマンド作成方法についてご説明します。

新しいコマンドの作成方法

AutoCADでカスタマイズをする場合、まず「ユーザーインターフェース」コマンドを実行しましょう。
「ユーザーインターフェース」コマンドの実行方法
1.「管理」タブ→「ユーザーインターフェース」
2.「ツール」→「カスタマイズ」→「ユーザーインターフェース」
3.キー入力で「CUI」
そうすると、「ユーザインターフェースをカスタマイズ」という画面が開きます。このカスタマイズ画面の左下に、「コマンド一覧」という項目があって、その中に星のようなマークがありますが、そのマークにカーソルを合わせると「新しいコマンドを作成」と表示されますのでクリックしましょう。これをクリックすると、初めて作成する場合、「コマンド1」という名前のコマンドが自動的に作成されます。項目には、「コマンド名」、「説明」、「コマンド表示名」、「マクロ」、「タグ」、「イメージ」と並んでいます。これらに情報を入れることによって、オリジナルのコマンドを作成することができます。

実際にコマンド情報を入力してみよう

まずコマンド名を決めます。コマンドの内容に近い名前が、思い出しやすく良いでしょう。今回は、複写と回転を複合したコマンドを作成してみようと思います。なので、名称は「回転複写」と名付けます。次に「説明」にコマンドの説明を入力します。「オブジェクトを回転しながら複写する」など、わかりやすい内容にしましょう。次に、コマンド操作のバックグラウンドとなるマクロを入力します。コマンドマクロについては、とても理解するのが難しいため、マクロについての知識がない場合は、インターネット上で探すなどが良いでしょう。
回転複写として操作が出来るマクロは下記になります。 ^C^C_select;$M=$(if,$(getvar,”CMDACTIVE”),\,)_copy;_p;;_none;0,0;_none;0,0;_rotate;_p;;
この内容をそのままコピーし、貼り付けます。そして、「適用」をクリックし、「閉じる」で作業が完了となります。
これで操作が可能なアイコンが作成できますが、ボタンの表示は何も設定していないため空白となります。オリジナルのボタンを作成したい場合、プロパティの項目の上部にあるボタンイメージの中から、ベースとなるイメージを選択します。選択後、「編集」をクリックすると、フリーハンドとなりますが、線を書き足したり、色をつけたりすることができます。動作と関連性のあるボタンを選び、書き加えると、後々コマンドが増えてきたときにみつけやすくなると思います。
作成できたら、アイコンをクリックして動作確認とどういった使い心地なのかを体験してみましょう。