[AutoCAD]パブリッシュで複数の図面を連続して印刷

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[AutoCAD]パブリッシュで複数の図面を連続して印刷

AutoCADでDWFやPDFなど、枚数の多い出力印刷をするときに一枚ずつ印刷するのでは作業に時間がかかってしまいます。複数の図面を連続して印刷できる便利な機能をご紹介します。AutoCADのバージョンは2005から、LTの場合は2009から対応しています。

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「パブリッシュ」の操作方法

まず左上のAutoCADアイコンをクリックし、続いて「印刷」→「バッチ印刷」とすすみます。
もしくは、「ファイル」→「マルチシートDWFをパブリッシュ」をクリックします。
そうすると、マルチシートDWFをパブリッシュ」ダイアログボックスが表示されます。まずパブリッシュ先のリストで出力する拡張子を選択しましょう。「DWF/DWFx/PDF/ページ設定で指定のプロッタ」への出力が可能となっています。練習する場合は、PDFで試すのがデータを確認できるため良いでしょう。そのすぐ下に「開いている図面をすべて自動ロード」とありますが、チェックを入れます。「開いている図面をすべて自動ロード」にチェックを入れると「シート名」に印刷可能なシートが表示されます。モデル空間もしくはレイアウトタブのみを印刷したいという場合、どちらか必要でないものはリストから削除しましょう。

パブリッシュのオプションを設定

続いて「パブリッシュのオプション」をクリックして設定を変更します。
各項目をクリックすると、それぞれリストで表示されます。主な設定は以下の内容になります。

場所:出力先指定(デスクトップなど任意のフォルダを指定しましょう。)
タイプ:マルチシート(ファイルを結合して出力できる形式)/シングルシート(1枚ずつ別ファイルとして出力できる形式)
画層情報:画層を保持したまま出力(PDFでも画層のオン、オフの切り替えをすることができます。)
重ね書きコントロール:含める/含めない(重なったオブジェクトを1つにする、しないを選べます。)

自分の印刷したい設定に合わせて、すべての設定がおわったら「OK」で閉じます。
その他に、図面に合わせた「精度」で出力することができますが、「なし」でも印刷は可能です。「バックグラウンドでパブリッシュ」にチェックを入れると作業中も裏で出力し続けてくれるので便利です。
「ツール」→「印刷とパブリッシュ」→「バックグラウンドの処理オプション」で「パブリッシュ」に印刷が始まる前にチェックを入れておく必要があります。設定が終わったら「パブリッシュ」をクリックします。AutoCADの右下にあるプロッタアイコンが動いていることが確認できます。完了の吹き出しが現れたら、印刷完了の合図です。作業中でもこれが出るため、待ち時間などを有効に使って行いましょう。マルチシートファイルを選択した場合、出来上がったファイルを開くと結合されています。そして、お使いのPDFビューアにあるレイヤタブを表示するとレイヤーのオン、オフの切り替えもできるのでお試しください。特定のレイヤーをオフにしたまま別名で保存をするとレイヤー非表示のファイルが出来上がりますので複数の表現のPDFを作成できて便利です。「パブリッシュ」はとても便利ですので、積極的に使っていきましょう。
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