CADを使うためのノートパソコンの選び方
CADの使用場面が増え、専門的にCADオペレーターとして仕事をしている人以外でも様々な人が様々なケースでCADを使うようになっています。そのため持ち運びの出来るノートパソコンでCADソフトを使用したいといった要望も出てきます。そこでCADの使用を前提とし、ノートパソコンの選ぶ際に着目すべきポイントを紹介していきます。
目次
どこでも作業のできるノートパソコン
デスクトップのパソコンではなくノートパソコンを選ぶ理由としては、やはり外出先でも作業が出来るからと言うことが挙げられるでしょう。場所に限定されることなく作業ができるのは大きなメリットです。小さなサイズであればあるほど持ち運びが楽になるので利点をより活かせられるでしょう。しかし最も考慮しなくてはならないのはCADソフトを満足に操作が出来るほどの機能を備えているかどうかということです。
デスクトップパソコンよりも性能が劣る傾向にある
ノートパソコンにも高性能なものはあります。しかし一般論としてはデスクトップパソコンのほうが優れた性能を持っていると言えます。インターネットサーフィンやワード、エクセルなどのソフトを使う程度であればそれほど性能にこだわることなく購入しても問題なく操作はできます。しかしCADのソフトを使用する場合、ソフトの種類によって重くなってしまい逆に作業効率を下げてしまうことにもなりかねません。
CPUを確認する
最初にできる性能の比較はCPUになります。CPUの良し悪しはコンピューター全体の性能に左右してきます。家電量販店などに行ってみると、似たようなノートパソコンでも何故か価格に大きな違いがあることがあります。そのようなケースでは、このCPUによる差が影響していることが多いです。しかしCADと言っても必要となるスペックに差があります。基本的には2D-CADのほうが3D-CADよりも軽快に操作ができるためCPUの性能もそれほど必要ではありません。3Dやその他にも多くの機能を備えたAutoCADのようなソフトであればできるだけ性能の優れたCPUのノートパソコンを購入しておくと無難です。
画面の大きさも操作性に関わる
CADを操作する場合大きな画面であるほうが細かい線まで確認がしやすくなります。そのためコンパクトさだけを求めてノートパソコンを購入してしまうと後で後悔してしまう可能性も出てきます。しかしノートパソコンの良さでもある持ち運びのしやすさが本体を大きくすることでやや損なわれてしまいます。本体の重量もこれと同じで頻繁に移動があるなら軽量のものを選ぶ必要があるでしょう。自分にとってコンパクトであるほうが良いのか、またはノートパソコンであっても大きな画面で操作できるほうを取るのか、上手く妥協点を探してみましょう。
大きな買い物だからこそ良いものを選ぶ
ノートパソコンは安くても10万円ほどかかってきます。20万円を超えても驚くほどのことではありません。できるだけ安く済ませたいと考えるのが普通ですが、CADを使いたいという明確な目的があるのであればスペック不足などという事態は避けなくてはなりません。満足がいかずに結局買いなおすようなことが起こらないようにも十分な性能を備えたノートパソコンを購入するようにしましょう。